動画づくりを学ぶ記事

スマホでの撮影・編集から、仕事で使う動画まで。
知りたいことから、ひとつずつ学べます。

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会社紹介動画を初めて作るなら、「誰に、何をひとつ覚えてもらうか」から考えます。会社の歴史、商品、社員、代表の思いを全部入れる必要はありません。この記事では、スマホで短い会社紹介を作るための準備、撮影する場面、30秒の構成例、完成後の確認点を説明します。

会社やお店の紹介、採用、社内教育で迷っている方は、目的から選ぶ学習案内もご覧ください。ここでは、商品やサービスを初めて知るお客さんに向けた動画を考えます。

1. 見る人と、見た後の行動を決める

「誰でもいいから見てほしい」では、説明する内容が決まりません。「初めて店を探している人」「商品の使い方を知りたい人」のように、見る人の状況を具体的にします。

次に、動画を見た後で何をしてほしいかを決めます。商品ページを読む、店舗の場所を確認する、相談方法を調べるなど、ひとつ選びましょう。採用への応募を増やしたい場合は、商品の紹介よりも、仕事内容や働く人を中心に考え直します。

2. 伝える特徴を、撮れる場面に置き換える

「丁寧な対応が強みです」と言うだけでは、どんな対応なのかがわかりません。相談を聞く場面、違いを説明する手元、仕上がりを確認する場面など、その言葉を確かめられる映像を考えます。

特徴は、まずひとつに絞ります。「せっかくだから、これも入れて」と増やしていくと、30秒の予定が、いつの間にか会社説明会です。別の特徴は次の動画に回すと、今回見せる内容を整理できます。

準備には、撮影前に決める5項目の企画シートが使えます。「伝えたいこと」を一文で書き、その一文を見せるために必要な場面を考えてみてください。

3. 30秒の構成例で、撮る内容を決める

次は、「使い方を相談しながらノートを選べる文房具店」を紹介する、説明用の架空の例です。実在する店舗の実績ではありません。30秒は練習用の目安で、すべての会社紹介に適した長さという意味ではありません。

0〜5秒:何を紹介する動画かを伝える

店内とノート売り場の様子を見せます。短い説明は「使い方に合うノートを、一緒に選ぶお店」。冒頭から商品とサービスがわかる映像を使い、社名や店名も読める大きさで添えます。

5〜15秒:特徴がわかる場面を見せる

店員が、相談する人の話を聞き、候補のノートを並べる場面を見せます。「何に使うかを伺い、候補をご案内します」と説明します。会話をそのまま全部入れず、何をしているかが伝わる部分を選びます。

15〜25秒:違いを、近くから見せる

ノートを開く手元や、書き込みを比べる場面を見せます。「大きさや書き心地を比べて選べます」と説明します。映像で確認できる内容に合わせ、撮っていないサービスまで言葉で広げないようにします。

25〜30秒:次に見る場所を案内する

店名とともに「店舗の場所と営業時間は、案内ページへ」と示します。掲載するページには、その案内へのリンクを置きます。実際に公開するときは、案内先の内容が正しいかも確かめます。

この例の中心は「相談して選べる」というひとつの特徴です。実際の会社では、その会社で確かめられる特徴と場面に置き換えます。説明が読み切れない場合は、言葉を短くするか、見せる時間を調整します。

4. 全体・動作・細部を、分けて撮影する

撮影する場面ごとに、場所がわかる全体、人が何をしているかわかる動作、商品や手元の細部を分けて撮ります。後で並べたときに、見る人が場所と行動を理解できる組み合わせを目指します。

スマホは三脚などで安定させ、手や体で大切な部分が隠れない位置を探します。会話を使う場合は短く試し撮りし、声が聞き取れるかを再生して確認します。縦・横の向きは、掲載する場所と見せたい範囲に合わせて、撮影前に決めます。

出演する人や撮影場所、映してよい商品・資料は、担当者と先に確認します。撮り方の基本は、スマホ動画撮影の15のコツで確認できます。

5. 編集では、映像と説明を合わせる

撮った映像を構成の順番に並べ、不要な待ち時間や撮り直しを取り除きます。「商品の細部について説明しているのに、外観しか映っていない」といった食い違いがないかを見直します。

文字は、映像だけではわかりにくい説明を補うために使います。長い会社説明を画面いっぱいに載せる前に、映像で見せられないかを考えます。音を出せない状態でも、何を紹介し、次にどこを見ればよいかが伝わるか確かめましょう。

編集を初めて行う方は、30秒の動画を完成させる8つの手順で、並べる・短くする・説明を添える流れを試せます。

6. 初めて見る人に、何が伝わったか聞く

会社や商品をよく知らない人に見てもらい、「何をしている会社か」「いちばん覚えた特徴は何か」「詳しく知りたいときはどこを見るか」を聞きます。「かっこよかった」という感想だけでは、狙った内容が伝わったかまではわかりません。

担当者には、商品名やサービス内容、実際の対応と映像が合っているかを確認してもらいます。見る人が使うスマホでも再生し、文字の大きさ、声の聞き取りやすさ、手元の見やすさを確かめます。

7. 動画と案内先を、一緒に公開する

動画を掲載するページには、紹介した商品やサービスの説明と、次に進むためのリンクを置きます。動画の最後で「詳しくは案内ページへ」と伝えたら、見る人がそのページを探さずに進めるようにします。

公開前には、映してよい人や情報、使用する音楽や写真の利用条件も確認します。公開後に商品やサービスの内容が変わったら、動画と案内先の両方を見直しましょう。

最初の1本は、ひとつの特徴を伝えるところから

会社を全部説明しようとせず、見る人、覚えてほしい特徴、見た後の行動をひとつずつ決めてみてください。その特徴がわかる場面を撮り、初めて見る人に伝わるか確かめるところまでが、最初の練習です。

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