動画づくりを学ぶ記事

スマホでの撮影・編集から、仕事で使う動画まで。
知りたいことから、ひとつずつ学べます。

採用動画の作り方。スマホで職場の会話を撮影するイラスト。

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採用動画では、応募を考える人が「どんな仕事を、誰と、どう進めるのか」を想像できる内容を考えます。「明るい職場です」という説明だけで終わらせず、その言葉を確かめられる仕事や会話を撮ってみましょう。この記事では、スマホで作るための準備、社員への質問例、撮影する場面、60秒の構成例を紹介します。

会社や商品の紹介との違いから整理したい方は、目的から選ぶ学習案内の「採用」をご覧ください。

1. 応募を考える人の、ひとつの疑問を選ぶ

「会社の魅力を全部伝える」では、何を撮るかが決まりません。「入社したら最初に何をするのか」「困ったときに誰に相談できるのか」など、ひとつの疑問を選びます。

募集する仕事の担当者と、応募前によく聞かれることや、入社後に説明が必要になることを整理します。対象となる職種や経験の違いによって、知りたい内容も変わるためです。

企画をまとめるときは、撮影前に決める5項目の企画シートに、見る人、答えたい疑問、見た後に進んでほしい募集案内を書いてみてください。

2. 社員には、具体的な場面を聞く

「会社の良いところをお願いします」と聞かれると、急に全社を代表する大仕事になります。まずは、本人が経験したひとつの仕事を聞くところから始めましょう。

仕事の内容を知るための質問

「今日、どんな仕事を担当しましたか」「その仕事では何を確認していますか」「仕事が終わったと判断するのは、どんな状態ですか」と聞きます。社外の人が知らない言葉が出たら、普段その仕事を見たことがない人にもわかる説明をお願いしましょう。

仕事の覚え方や相談先を知るための質問

「入社した頃、最初に教わったことは何ですか」「わからなかったとき、誰にどう相談しましたか」「説明を受けて、わかるようになったことは何ですか」と聞きます。本人の経験が、今の教育の進め方と同じかは担当者にも確認します。

答えをあらかじめ決めた言葉に合わせるより、本人の説明を聞いて、撮る場面を考えます。出演や公開の範囲、話してよい内容は先に相談し、無理に私生活や個人的な事情まで話してもらう必要はありません。

3. 話している内容を、仕事の映像で見せる

社員が話す顔だけでなく、仕事の全体、手元の作業、同僚と確認する場面を分けて撮ります。「相談できます」と話しているなら、何をどのように確認しているのかがわかる場面を探します。

撮影のために、普段は行わない働き方を演出しないようにします。撮りやすさのために立ち位置を調整する場合も、仕事内容や人の関わり方が実際と違って見えないかを確認しましょう。

スマホを安定させ、会話は短く試し撮りして声を確かめます。映してよい場所、画面、資料は担当者と確認します。撮影の基本は、スマホ動画撮影の15のコツをご覧ください。

4. 60秒の構成例で、並べ方を考える

次は、架空の文房具店で「入社後、接客をどう覚えるか」を紹介する説明用の例です。実在する会社の制度や実績ではありません。秒数は練習用の目安です。実際の仕事内容と教育の進め方に置き換え、説明を読み聞きできる長さに調整します。

0〜10秒:何の仕事かを見せる

店内と、社員が売り場を整える様子を見せます。店名と担当する仕事を短く示し、「初めての接客を、どう覚える?」と、今回答える疑問を伝えます。

10〜30秒:最初に覚える仕事を見せる

社員の「最初は、商品の場所と、よく聞かれることを教わりました」という説明に合わせ、売り場で商品を確かめる場面を見せます。会社全体の事業説明まで広げず、最初の仕事に絞ります。

30〜50秒:教わり方がわかる場面を見せる

社員が先輩に質問し、一緒に確かめる場面を見せます。「わからない商品のことは、その場で先輩に確認しました」という説明を添えます。実際に話した内容と、映像に映る行動を合わせます。

50〜60秒:詳しい募集案内へつなぐ

仕事内容の短いまとめと、「募集する仕事と応募方法は、採用ページへ」という案内を示します。動画を掲載する場所には、該当する募集案内へのリンクを置きます。

5. 編集では、話の意味を変えない

同じ説明が続く部分や不要な間を整え、仕事の流れがわかる順番に並べます。話の一部を短くした結果、条件がなくなったり、本人の意図と違う説明になったりしていないかを確かめます。

仕事内容を見せる場面に長い文章を重ねすぎず、必要な説明を短く添えます。音を出せない状態でも、担当する仕事と、募集案内への進み方がわかるかを確認します。編集の基本は、動画を完成させる8つの手順で学べます。

6. 出演者と採用担当者に確認してもらう

出演した社員には、言葉の意味が変わっていないか、公開してよい内容かを見てもらいます。採用担当者や職場の責任者には、仕事や教育の説明が現在の状況と合っているかを確認してもらいましょう。

会社をよく知らない人にも見てもらい、「何をする仕事か」「どう覚えていくのか」「まだ知りたいことは何か」を聞きます。疑問が残った部分は、動画を直すか、募集案内で補います。

7. 募集案内と一緒に見直す

動画の最後で案内した募集ページに、迷わず進めるかを確かめます。募集する仕事や教育の進め方が変わったら、動画の説明も見直します。募集が終わった場合も、リンク先と案内が合っているか確認しましょう。

採用動画は、見る人が仕事を知るための情報のひとつです。映像だけですべてを説明しようとせず、詳しい仕事内容や応募方法を確認できるページと組み合わせます。

まずは、ひとつの疑問に答える動画から

社員ひとりに、具体的な仕事について聞き、その説明がわかる場面を撮ってみてください。最初から多くの部署を取材するより、ひとつの疑問に答えるところまで作ると、次に直す点を確かめやすくなります。

自分たちで作るか制作会社に依頼するかを検討している方は、柵木 志のnote記事「採用動画は『外注』か『内製』か?コストと効果を天秤にかける判断基準」も参考にしてください。担当者の時間や、公開後の更新まで含めて考える内容です。会社の目的と動画の役割を詳しく考えたい方には、書籍『会社の未来をつくる動画戦略』の紹介ページもあります。基本を順番に学ぶ場合は、無料メール講座の内容をご覧ください。

仕事を伝えるための、撮影・編集も学ぶ。

社員への質問と構成を決めたら、仕事を見せる撮影や、説明と映像を合わせる編集も確かめたいところです。無料メール講座では、企画・スマホ撮影・編集の基本を紹介しています。

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