動画づくりを学ぶ記事

スマホでの撮影・編集から、仕事で使う動画まで。
知りたいことから、ひとつずつ学べます。

ノート、スマホ、カップを配した「撮影前に決める5つのこと」の記事画像

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動画を作ろうと思ったら、まずカメラを出したくなります。でも、撮り始める前に決めておきたいことがあります。誰に見せて、何を伝え、見たあとにどうしてほしいのか。まずは、この3つを言葉にしてみてください。

「会社の魅力を全部入れて、短く、わかりやすく」。注文は短いのですが、中身はなかなかの大仕事です。最初の1本では、伝えたいことをひとつに絞ってみましょう。

この記事では、撮影前に決めることを5つに分けて紹介します。商品紹介・採用・社内教育の例と、記入できる企画シートを用意しました。例は説明のための架空の設定で、実際の制作実績ではありません。

1. 見てほしい相手を、具体的に決める

「みんなに見てほしい」では、何から説明すればよいか決めにくくなります。その人は何を知っていて、何に困っているのか。ひとりの見る人を思い浮かべてください。

例えば、カップを紹介するなら「商品を知らない人」よりも、「仕事中に使うカップを探している人」とすると、見せたい特徴を選びやすくなります。年齢や性別だけで分けず、どんな場面で必要としている人なのかを考えます。

2. 見たあとに、どうしてほしいかを決める

「商品を知ってもらう」から、もう一歩だけ具体的にします。商品の詳しい説明を読む、会社見学の案内を見る、作業前の確認をする。その動画を見たあとに取ってほしい行動をひとつ決めましょう。

再生回数だけで考えず、目的に合う確認方法も決めておきます。例えば社内教育なら、「見た人が手順を説明できるか」を確かめる方法もあります。動画を見せただけで理解できたと判断しないことが大切です。

3. いちばん伝えたいことを、一文にする

特徴をいくつも並べる前に、相手に覚えてほしいことを一文にします。カップなら「持ち手が広く、指を入れやすい」。その特徴が相手のどんな場面に役立つかまで考えてみてください。

「すごい」「高品質」「働きやすい」といった言葉だけでは、見る人が判断しにくいことがあります。実際の形、使う様子、働く人の行動など、説明の根拠になるものを探しましょう。確かめていない効果や数字は入れません。

4. 説明に必要な場面を、3つ考える

伝える一文が決まったら、それを見せるための場面をメモします。練習では「物の全体」「特徴のある部分」「使う様子」の3つから始められます。

カップの例なら、机に置いた全体、持ち手の形がわかる近くの映像、実際に指を入れて持つ様子。テロップに「持ちやすい」と書く前に、映像で何を見せられるかを考えてみてください。3場面は練習用の目安で、すべての動画に共通する決まりではありません。

5. 見せる場所と、完成の条件を決める

スマホの縦長画面で見せるのか、社内の横長モニターで見せるのか。どこで見る動画なのかを先に決め、撮影の向きもそろえます。音を出して見てもらえるかも考えておきましょう。

最初の練習では、30秒ほどの紹介動画を目安にします。期限と確認する人を決め、「ひとつの特徴が伝わり、見たあとに何をすればよいかわかる」を完成の条件にしてみてください。長さよりも、必要な内容が伝わるかを優先します。

目的が変わると、撮る場面も変わる

商品紹介の例:仕事用のカップを探す人に、持ち手の広さを伝え、詳しい商品説明を読んでもらう。全体・持ち手・持つ様子を撮り、最後に商品説明への案内を入れます。

採用の例:入社後の働き方が気になる応募検討者に、新人が先輩へ相談する様子を伝え、会社見学の案内を見てもらう。「相談しやすい会社です」という説明だけでなく、実際に相談する場面や社員の具体的な話を検討します。

社内教育の例:初めてその仕事をする社員に、作業前の確認手順を伝え、作業を始める前に確認してもらう。確認する場所・確認する動き・確認後の状態を見せます。実際の手順は社内の責任者と確認してから制作します。

企画シート:自分の動画に当てはめる

記入見本:持ち手の広いカップを紹介する

01 / 誰に
仕事中に使うカップを探している人。
02 / 見たあとに、してほしいこと
詳しい商品説明を読んでもらう。
03 / いちばん伝えたいこと
持ち手が広く、指を入れやすい。
04 / 撮る3場面
カップ全体 → 持ち手の近く → 持つ様子。
05 / 完成の条件
スマホで縦に見る、30秒ほどの練習動画。金曜までに作り、同僚に特徴が伝わるか見てもらう。

架空の商品を使った記入例です。商品の特徴は、実物を確かめて書いてください。下の企画シートに、自分の題材を当てはめられます。

まずは短い言葉で記入してください。書けない欄があれば、撮影前に確認したいことが見つかったということです。上手な文章に整えるのは、そのあとでかまいません。

撮影前の動画企画シート

最初の1本:身近な物を30秒ほどで紹介する

記入内容をサイトへ送信・保存する機能はありません。必要な内容は書き写すか、印刷して手元に残してください。

書けたら、撮影・編集へ進む

企画シートの3場面を、まず撮ってみましょう。スマホ動画撮影の基本|初心者が試したい15のコツでは、画面・光・音を確認しながら同じ練習を進められます。台本をどこまで決めて撮影するかを考えたい方は、柵木 志のnote記事「台本は『先』か『後』かについて考える」もご覧ください。商品紹介と密着取材など、企画による準備の違いを紹介しています。

撮影できたら、スマホ動画編集の始め方|30秒の動画を完成させる8つの手順へ。3つの映像を並べ、不要な部分を切り、ひとつの紹介動画にまとめます。

会社での動画活用をさらに考えたい方には、『会社の未来をつくる動画戦略』も紹介しています。まずは、手元の物で1本。完成したら、伝えたかった特徴が映像でわかるかを確かめてください。

考えた企画を、撮影・編集につなげたい方へ。

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